「介護×DX化」で介護の未来を変えるシステム・コンサルティングを
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kintoneN-SYSTEM-Care 導入事例
施設名 | ケアビレッジライル温品/おもてなし/早稲田イーライフ温品 |
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事業所形態 | サービス付き高齢者向け住宅/訪問介護/デイサービス |
介護職員処遇改善加算は介護職員の賃金改善と雇用の安定化を目的に設けられた制度です。
この手当は処遇改善加算としてサービス料に上乗せして請求され、それにより得た収入を介護職員へ還元するものとなっています。
ところが、この「処遇改善加算」の大きな問題点として「配分方法に決まりがない」という点が挙げられます。施設や法人によって異なり、毎月給与に上乗せして支払われることもあれば、ボーナスとして支払われることもあります。
処遇改善加算の目的は、介護職員の待遇を改善することなので「収入が増える」という目的さえ果たすことができれば、その方法は自由なのです。
そのため、
①配分するための標準システムを作ることができないため、ほとんどの事業所ではオリジナルのExcelで複雑な配分計算をしている
②配分方法が「ブラックボックス」化してしまい、介護スタッフの不満のタネになる
といった2つの問題が発生しがちです。
そこで、ケアビレッジライル温品では、kintoneで配分を見える化するために、計算の方法から見直しシンプルに。
配分集計のためのkintoneアプリを作成し公開、離職や人間関係のトラブルにつながりかねない「配分のブラックボックス化」を徹底的に排除し、公平になる仕組みを整えました。
処遇改善加算は「介護保険内サービス」をベースに掛け算して求められる加算です。
*詳細な計算方法はもう少し複雑
訪問介護でのサービスは大きく分けて、身体介護や生活援助といった「介護保険内サービス(介護保険で9割賄われるサービス)」と「実費サービス(利用者10割自己負担)」のサービスに区分されます。
介護度等に応じて利用者ひとりあたりで使用できる介護保険の限度額が決められています。そのほか、どちらにも該当しないような「事務的な作業」も発生します。
作業時間に対する「介護保険内サービス」の時間割合が高ければ高いほど処遇改善加算の割合が増えます。
また少ない人数で効率よく作業ができればできるほど、上記の計算式では、個人への分配も増加します。
ただし、個人に業務が偏り、特定の人物の残業だけが増えると不平等にもなり得ます。
そのため業務時間も記録を取り、アプリで見える化。
介護記録システムN-SYSTEM-Careとも連携し、業務時間データを取り込み。
業務時間の分析データをkintoneで集計&公開することで、業務の偏りをなくし効率良く作業するような意識も高まってきました。
現在、どのスタッフも日々の残業時間はほぼゼロです。